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忘れるということ 「忘れることも愛である」

2008.02.02 | Posted at 04:50 | Category: こうふくのえとせとら

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「忘れることも愛である」という言葉をご存知だろうか。
わたしは、この言葉を知ったとき、まさに、目からウロコ状態だった。

忘れられない、あれもこれも、あの人もこの人も、こころに刺さった棘のように、いろんなことが忘れられない。あのこと、このことが昨日のことのように想いだされ、悲しい、悔しい、せつない・・・。

だから「忘れることも愛である」という言葉は、衝撃であった。

さらさらと流そう、握っている手を放そう、そう思った。いつまでも、あのことこのこと、あの人この人のことを想いだし考えていては、それらの人も苦しかろうと思った。

直接会って、なにかを言うわけでなく、不満、不足を言うわけではない、すでに遠く去ったことである。
だが、二度と会うことのない相手でも、わたしが、いつまでも、心の棘として、その人を想いだすとしたら、その人はきっと辛かろうと思った。見えない世界ではあるが、わたしのそうした想念は、必ず相手に伝わるだろうと思った。

いかなる時間、いかなる距離を隔てていても。それがすでに死んだ人間であれ、生きている人間であれ、わたしの憎しみや、恨みや、悲しみの想いは、強い念波となって、伝わるであろう。そのとき、その人は辛かろう、と思った。

だから、忘れることも愛、なのだ。愛ゆえに忘れようと思ったときから、本当に、わたしは軽くなった。

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