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てごす

2008.02.06 | Posted at 10:33 | Category: 身辺言語

漢字で書けば「手ごす」だろう。「今度の日曜日、ちょっとてごしてや」などと使う。
「手伝い」「手助け」といった意味だ。
「助け(たすけ)」は本来、「手(た)すけ」で、「手を借りる」というように古来には「手」という言葉自体に「援助・介助という行為」が含意されていたと思う。
「手(た)すけ」の「すけ」はもちろん「すけっと」「すける」という使い方もあるように、「介助」である。「手」も「すけ」も援助・介助の意味があるとすれば、「助け(手(た)すけ)」という言葉は、重複言語ということになる。
一方、「てごす」の「ごす」は依頼や懇望の副詞だから、「て」がやはり「助け」の古法ではないか、というようなことを考えさせる「て(手)ごす」、なかなか深い味わいがある。


masaさんという、お友達から掲示板に、この件につき書き込みがありましたので紹介しておきます。
「石見銀山を取り上げた番組で、『手子』について説明されていました。小さな穴の中での採掘には、子どもが使われていたようで、その子達のことを『手子(手ご)』と呼んでいたようです。出雲弁のてごするは、そこから来ているという節もあるようです」
うーん、ますます、深い。
masaさん、どうもありがとう。

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