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手袋をはく 階段を昇って、こわい

2012.02.27 | Posted at 10:34 | Category: 身辺言語

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靴下は、はく。
手袋は、はめる。
とは、分かっていても、未だに「手袋をはく」と言っている。

小さな子供が、階段を駆け上ってきて「ああ、こわい」。
ほっぺたが、まっ赤だ。

「こわい」⇒「疲れた・くたびれた・きつい」は単に、地方的転用だろうか。
「こわめし」という言葉があるが、めしが「怖い」わけではない。
「こわばる」もそうだ、「怖いから、体が固まる」というわけではない。
これから類推して、「こわい」あるいは「こわ」は、古式には、もっと広義な使われ方をしていたのではないかと思っている。
「怖い・恐い」という使われ方は、その古義からの派生であると考えている。
「疲れた・くたびれた・きつい」を、「こわい」というのは、その古義の化石の一つであろうと思うのだ。

急に動いて、ハアハアと膝に手をついて、「ああ、こわい」と言わなくなって、何年になるだろう。
たまに帰省して、この言葉を聞くと、懐かしいと言うより、ちょっとこわい。

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