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ごめ

2008.02.06 | Posted at 06:14 | Category: 身辺言語

根ごめに抜く、とか、皮ごめに食べるとか言う。根もいっしょに、とか、皮もいっしょにと言う意味だが、この言葉もはじめて聞いたときは、新鮮で感動した。
根っこごと抜くとか、皮ごと食べるなど、「ごと」の転訛かとも思ったが、いま使われている「コミで計算して」などの古式と思う。
「皮ごめに食べる」などと言われると、日本人としての古~い感覚を掻きまわされるような幻暈をおぼえる。
それで思い出すのは、古歌「八雲たつ、出雲八重垣、妻籠に、八重垣つくる、この八重垣を」である。
高天原を追放され、出雲の地に妻どりをするとき、須佐之男命が詠まれたと古事記にあるが、いま住んでいるあたりも須佐之男命の勢力圏内にあった土地柄。
妻籠の「ごめ」とは無論ニュアンスが違うが、いかにも古式を伝えた言葉として、秀逸だと思う。

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