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TPPつながりで、日本の農業を考える

2013.04.06 | Posted at 02:53 | Category: 政治・経済・社会

花

TPPに参加すると、農産品の関税が撤廃され、安い外国の食糧が大量に入ってきて、日本の農業が壊滅する。
と言うことを、TPP反対論者は言う。

本当だろうか、と思う。農水省の試算というのがあるが、それだと、TPP参加で日本の農家は一粒もコメを作らなくなる、という結果になっている。
少なくとも、試算では自由化の影響による減産額4兆円の約半分がコメで、日本のコメの総生産額が1兆7,950億円(2009年資料で古いが)だから、1兆9,000億円の生産減なら、日本の農家は一粒もコメを作らなくなる、という結論になる。

もちろん、「何もしなければ」という但し書きつきだが、但し書きなどだれも読まないから、農水省の「おどし」だけが独り歩きしている。

仮に、コメの関税が0%になって、大量の安いコメが入ってきたところで、私の身の回りでコメを作っている連中が、自分の食べる分や、都会の息子や娘、親戚の食べる分のコメつくりをやめるようになるとは思えない。安いからと言って、自分の作ったコメより外米を食べるようになるとは思えない。

こういう事は、数字をあげて証明できるわけではないが、全国の農家に、関税0%になって、安いコメが入ってきたら、自分の食べる分も作るのをやめますか、というアンケートをとってみたらよい。

「日本が自由化したらどうなるか・・・たぶん穀物類は全滅ですね。」と言っているブログがあったので穀物類の関税と自給率を、ネットで調べてみた。

大豆、トウモロコシの関税は0%ですでに自由化している。それが原因で、日本の大豆、トウモロコシ農家が全滅したのかどうかわからないが、自給率は5%以下。

小麦、大麦は関税は200%超。大幅に保護しているが小麦自給率10%前後、大麦・裸麦で8%。
米は関税700%超で、自給率は100%。

コメ以外は、関税0%でも、200%でも、すでに全滅している。
「コメ」は全滅ですね、と言う農水省のおどしに無批判に乗っかってるだけとしか思えない。

小麦などの関税と国内生産量の関係を見ると、コメの自給率が100%というのも、本当に高関税で守られているからなのかどうか疑わしい。
単に日本人の主食なのと、農民に生産メリットがあるからという理由の方が大きいのではないか。

TPPに興味はなかったが、調べれば調べるほど、TPP反対派が言っていることが信用ならないと思えてきた今日この頃である。


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